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福利厚生の現状と傾向

2019年度の福利厚生調査(経団連)の結果

イメージ日本経団連は1955年度より毎年、福利厚生費に関する調査を実施している。日本における福利厚生費にかかわる調査のうち、半世紀以上も毎年行われているものは、この調査だけである。

直近の調査である2019年度の調査結果を見ていこう。2019年度に企業が負担した福利厚生費の平均は、従業員一人につき月額108,517円で、2018年度と比べて5,039円の減少となった。また、福利厚生費のうち、法定福利費は84,392円となり、2018年度よりも3,796円減少している。それと同時に法定外福利費も、2018年度より1,244円減少となる24,125円となった。

2019年度の調査では2018年度に引き続き、法定福利費の対現金給与総額比率が過去最高を記録した。割合としては15.4%である。また、福利厚生費の対現金給与総額比率は2012年度以降19%代に突入しており、上昇傾向が続いている。

●法定福利費では厚生年金保険、法定外福利費では医療・健康が最大

法定福利費では、厚生年金保険が最大額を記録しており、46,832円となった。この金額は、2018年度の48,989円に近い。続いて大きかったのは、健康保険・介護保険料で、31,041円。2018年度と比較すると、1,000円以上の減少となっている。また、子ども・子育て拠出金は、料率改定の影響もあり、100円以上増加している。

法定外福利費では、医療・健康費用が3,187円で、法定外福利費に占める割合は13.2%となった。経団連は「1963年度(14.1%)以来の高い数値」としている。なお、法定外福利費で一番金額の大きいものは、住宅関連費で11,639円。2018年度よりも500円弱の減少となった。

■福利厚生費などの推移(従業員一人1ヵ月当たり)
年度 現金給与総額(円) 福利厚生費(円) 法定福利費(円) 法定外福利費(円)
2005年度 583,386 103,722(17.8) 75,436(12.9) 28,286(4.8)
2006年度 587,658 104,787(17.8) 76,437(13.0) 28,350(4.8)
2007年度 586,008 103,934(17.7) 75,936(13.0) 27,998(4.8)
2008年度 572,781 103,311(18.0) 75,621(13.2) 27,690(4.8)
2009年度 533,379 97,440(18.3) 71,480(13.4) 25,960(4.9)
2010年度 541,866 100,076(18.5) 74,493(13.7) 25,583(4.7)
2011年度 546,246 103,298(18.9) 77,744(14.2) 25,554(4.7)
2012年度 549,308 104,243(19.0) 78,948(14.4) 25,296(4.6)
2013年度 551,441 106,265(19.3) 81,258(14.7) 25,007(4.5)
2014年度 563,942 108,389(19.2) 83,500(14.8) 24,889(4.4)
2015年度 570,739 110,627(19.4) 85,165(14.9) 25,462(4.5)
2016年度 565,932 111,844(19.8) 86,622(15.3) 25,222(4.5)
2017年度 558,532 108,335(19.4) 84,884(15.2) 23,452(4.2)
2018年度 573,765 113,556(19.8) 88,188(15.4) 25,369(4.4)
2019年度 547,336 108,517(19.8) 84,392(15.4) 24,125(4.4)

※( )内は対現金給与総額比率(%)

出典:福利厚生費調査結果の概要 2005~2019年度|日本経済団体連合会

■2019年度項目別内訳(従業員一人1か月当たり、全産業平均)
項目 金額(円) <参考>
前年度金額(円)
現金給与総額 547,336 573,765
福利厚生費 108,517 113,556
      法定福利費 (大項目)    (小項目) 84,392 88,188
      健康保険・介護保険 31,041 32,429
厚生年金保険 46,832 48,989
雇用保険・労災保険 4,810 5,184
子ども・子育て拠出金 1,671 1,508
その他 39 78
法定外福利費 24,125 25,369
住宅関連 11,639 12,133
      住宅 11,169 11,665
持家援助 470 468
医療・健康 3,187 3,161
医療・保健衛生施設運営 2,022 2,009
ヘルスケア サポート 1,165 1,153
ライフサポート 5,505 6,103
給食 1,729 1,824
購買・ショッピング 198 259
被服 433 538
保険 763 1,058
介護 27 27
育児関連 428 442
ファミリーサポート 246 252
財産形成 1,010 1,036
通勤バス・ 駐車場 566 542
その他 105 125
慶弔関係 514 585
慶弔金 466 531
法定超 付加給付 47 54
文化・体育・ レクリエーション 2,069 2,124
施設・運営 743 763
活動への補助 1,326 1,361
共済会 272 265
福利厚生代行サービス費 309 305
その他 629 692
通勤手当、通勤費 8,669 9,002
退職金 47,354 46,251
退職一時金 21,958 21,151
退職年金 25,396 25,100

(参考)カフェテリアプラン消化ポイント総額 4,600円

出典:2019年度福利厚生費調査結果の概要(PDF)|日本経済団体連合会

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企画・編集:『日本の人事部』編集部

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