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組織の成功循環モデル
[ソシキノセイコウジュンカンモデル]

「組織の成功循環モデル」とは、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している理論で、組織が成果を上げ続け、成功に向かう過程やしくみを明らかにしたものです。組織の成功循環モデルでは、成功や成果といった組織としての“結果の質”を高めるためには、一見遠回りに思えても、組織に所属するメンバー相互の“関係の質”をまず高めるべきだ、と述べています。組織の関係性の質が高まると、個人の思考の質や行動の質もよい方向に変化して、結果の質の向上につながる。良い結果が出ると、メンバーの相互信頼が深まり、さらに関係の質が向上していく。このグッドサイクルを回すことが、組織に持続的な成長をもたらしていくのです。
(2016/9/28掲載)

組織の成功循環モデルのケーススタディ

組織で成果を上げる秘訣は「急がば回れ」
結果より関係の質を高めて好循環を回す

会社の業績に対して、社会やマーケットから向けられる視線は厳しさを増しています。競争が激化し、業績が上がらなければ、企業はたちまち存亡の危機に瀕する時代だけに、ビジネスは結果が全て。すなわち“数字”を上げることが最重要と考える人が多くなるのも無理はありません。実際、多くの組織では業績が悪化すると、営業の訪問回数を増やす、値引きや販促イベントを打ち出すなど、結果に直結する行動を変えようとするのではないでしょうか。しかし往々にして、結果だけを追い求めても、目標はなかなか達成できないものです。では、どうすれば良いのでしょうか。MITのダニエル・キム教授は“急がば回れ”で、組織の結果の質を高めたければ、まず組織の関係性の質を高めるべきだと述べています。これが、キム教授が提唱する「組織の成功循環モデル」のポイントです。

「組織の成功循環モデル」には、グッドサイクルとバッドサイクルの二種類があります。 バッドサイクルは、結果だけを追い求め、目先の数字を何とか向上させようとするところから始まります。しかし思うように成果が上がらず、「結果の質」が低下すると、組織に対立が生じ、押し付けやパワハラめいた指示・命令が横行するようになり、「関係の質」が悪化します。他者との「関係の質」が悪化すると、当然、メンバーは仕事を面白いとは感じられません。自ら考えることをやめて受け身になってしまい、「思考の質」が低下。自発的・積極的に行動しなくなり、「行動の質」も低下し、成果が上がりにくくなってしまいます。つまり、さらなる「結果の質」の低下を招いているわけです。

組織における「関係の質」の重要性を理解せずに、「結果の質」だけを求めていると、いくら努力しても組織として成果が上がりません。停滞している企業はこうしたバッドサイクルに陥っていることがよくあります。

一方、「結果の質」ではなく、「関係の質」を高めるところから始めるのがグッドサイクルです。「関係の質」を高めるとは、メンバーの相互理解を深め、互いを尊重し、いっしょに考えること。そうすると、気づきや面白さを感じることができ、「思考の質」が向上し、面白いと感じることで、自ら考えて自発的・積極的に行動するようになり、「行動の質」も向上します。その結果として「結果の質」が高まり、成果が得られ、その実績がまた信頼関係を強化するので、「関係の質」がさらに向上していくのです。

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