“後ろ倒しゴールデンウィーク”利用者の意識と行動調査
○利用者の 92%が「期待以上に充実した時間になった」と、非常に高い満足度を得られている。
○利用者の 90%が「次回も後ろ倒し利用を希望」している。
○非利用者の 85%は「取組みを評価」しており、次回以降の利用のための外部環境の整備次第では、利用者の増加に繋がる。
休日分散化推進事務局(運営企業:日本交通株式会社と株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社ベネフィット・ワン、星野リゾート、株式会社ポピンズ)は、星野リゾートを除く(※1)運営企業4社の従業員を対象に、通常の GW 期間に出勤し後日連休を取得する「後ろ倒し GW(ゴールデンウィーク)」を、希望する社員の選択により実施しました。
観光需要はゴールデンウイークなどに集中しがちなため、休日の分散化を図ることで旅行需要の平準化と観光産業の活性化につながると考えられ、この休日分散化による観光関連への経済効果は2兆~3兆円に達するものと言われます(※2)。また一方、休日分散化の実施は、観光産業の生産性を高めるだけでなく、利用者は快適で安くて便利な旅ができることになります。
国内で初めて行われたこの試みの結果、「後ろ倒し GW」を利用した社員はどのような感覚で施策を利用し、実際にどのような印象を受けたのかも含め、施策が与えた意識の変化や利用状況、今後の利用意向など「休日分散化における意識と行動の在り方」を把握するため、休日デザイン研究所(※3)の協力の下、アンケート調査および分析を実施しました。
※1 星野リゾートはリフレッシュ休暇制度等、現行の社内規定において休日を分散できる環境下になるため、今回のアンケートは対象外。
※2 経済同友会および観光庁資料より。
※3 休日デザイン研究所(東京都足立区:代表 鈴木潤士)は消費者の休日におけるインサイト(潜在的な欲求/価値観/生活行動など)を探り、休日需要の掘り起すことで、地域や企業への支援および消費者の休日時間をデザインしている。
■休日分散化推進事務局について
内 容: 休日分散化実現に向けて定期的な取り組みを企画・実施することで、同取り組みに賛同する企業を募る。また、政府への働きかけを実施し、休日分散化が議論に挙がることを目指す。
設 立 日: 2014年4月3日
運営企業: 日本交通株式会社、株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社ベネフィット・ワン
星野リゾート、株式会社ポピンズ
■「後ろ倒しGW」概要
対 象 者:日本交通、ベネッセコーポレーション、ベネフィット・ワン、ポピンズの従業員
内 容:4月29日と5月5日、6日の3日間すべてを出勤した従業員に対して、5月12日、13日、14日の3日間を後ろ倒しGW(土日を含めて5連休)とする。尚、後ろ倒しGWを選択するか否かは選択式とする。後ろ倒しGWを取得した従業員は、運営企業が用意する宿泊施設の割引や保育サービス等の特典を受けることができる。
詳細はこちらをご覧ください。
(株式会社 ベネフィット・ワン https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/ /8月13日発表・同社プレスリリースより転載)