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「福利厚生」の注目ニュース

平成28年職場における熱中症による死亡者数は前年に比べ17人減少の12人。死傷者数は462人と、依然として高止まりの状態~平成28年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確報)(厚生労働省)

[2017.06.05]

厚生労働省では、このほど、平成28年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確報)を取りまとめましたので、公表します(詳細は別添1参照)。 

今回の取りまとめから、昨年(平成28年)の職場での熱中症(*1)による死傷者(死亡・休業4日以上)は462人と、平成27年よりも2人少なく、うち死亡者は12人と、前年より17人減少しました。近年の熱中症による死傷者は、猛暑だった平成22年以降も、毎年400~500人台で高止まりの状態にあります。なお、平成28年の業種別の死亡者をみると建設業が最も多く、全体の約6割(7人)が建設業で発生しています。 

また、平成28年に熱中症で死亡した12人の状況をみると、WBGT値(*2)(暑さ指数)の測定を行っていなかった(12人)、 計画的な熱への順化期間が設定されていなかった(9人)、事業者による水分及び塩分の準備がなされていなかった(8人)、健康診断を行っていなかった(5人) など、基本的な対策が取られていなかったことが分かります。 

*1: 熱中症とは
高温多湿な環境下において、体内の水分と塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称。めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐(おうと)・倦怠(けんたい)感・虚脱感、意識障害・痙攣(けいれん)・手足の運動障害、高体温などの症状が現れる。 

*2: WBGT値とは
気温に加え、湿度、風速、輻射(放射)熱を考慮した暑熱環境によるストレスの評価を行う暑さの指数。 

 

【平成29年の熱中症予防対策】
今年の夏は、全国的に 気温が平年並みか平年より高くなることが見込まれ、熱中症による労働災害が多く発生することが懸念されます。厚生労働省では、 平成29年より新たに、職場における熱中症予防対策として、5月1日から9月30日まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施しています。 

キャンペーンでは、個々の労働者に水分・塩分の摂取を呼び掛けるだけでなく、事業場として、予防管理者の選任など管理体制の確立を含めた対策の徹底を図るため、労働災害防止団体などとの連携や関係業界団体などへの関連情報の周知、関連情報の提供(特設サイトの開設)、協賛団体による支援などの取組を重点的に推進しています。 

 

別添1「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(PDF:458KB)
別添2「熱中症キャンペーン実施要綱」(PDF:462KB)
参考1「STOP!熱中症 クールワークキャンペーンの実施について(H29.3.10付け基安発0310第2号)」(PDF:135KB)
参考2「STOP!熱中症 クールワークキャンペーンの実施について(H29.3.10付け基安発0310第3-5号)」(PDF:420KB)
別紙1「職場における熱中症予防について(H21.6.19付け基発第0619001号)」(PDF:1,325KB)
別紙2「リーフレット「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」」(PDF:1,342KB)

 

【照会先】
労働基準局安全衛生部労働衛生課
課長 武田 康久
主任中央労働衛生専門官 丹羽 啓達
(代表電話) 03(5253)1111(内線5498)
(直通電話) 03(3502)6755

 

◆ 詳しくはこちらをご覧ください。

(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp// 6月1日発表・報道発表より転載)

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