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「福利厚生」の注目ニュース

働き方とオフィス2024

[2024.05.28]

オフィスに満足している人の出社への前向き度は通常の2倍以上!オフィス環境満足度と出社意欲、エンゲージメントの因果関係が明らかに

株式会社イトーキ(本社:東京都中央区、社長:湊 宏司)は、全国の正社員・経営者約5,000人を対象に働き方・オフィス環境に対する意識と満足度向上要因をまとめた「働き方とオフィス2024」を公開しました。
リモートワークなどの普及によりさらなる働き方変革・オフィス環境構築の機運が高まるなか、オフィスの存在価値は大きく変化しています。中長期視点でワークスタイルやワークプレイスのあり方についてリサーチを行うイトーキ中央研究所が分析を行った本調査結果は、新しい働き方の導入や働く人のエンゲージメント向上のための環境づくりにおける課題とヒントが伺える結果となりました。

<調査ハイライト>
・リモートワークは減少し、毎日出社が8割以上
・オフィスに満足している人は通常の2倍以上出社に前向き(=エンゲージメントが高い)
・満足度を向上させるために必要なスペースは1位「1人で集中するスペース」、2位「個人でのリフレッシュスペース」3位「遮音ブース・スペース」で個人が主体のスペースがトップに
・オフィス環境満足度は世代間でギャップがあり、その解消も重要
・<総括>ギャップに注目し環境満足度の高いオフィスをつくる

<調査詳細>
リモートワークは減少し、毎日出社が8割以上

コロナ5類以降(2023年5月)の1日以上リモートワークしている人の割合は全体の26.7%、2024年は19.9%と6.8%減少しています。一方で毎日出社が80.1%とコロナ以前の水準(83.2%)に戻り、オフィス回帰の流れが明確になりました。
コロナ前は業務遂行が主な出社の目的でしたが、コロナ禍において出社が制限されリモートワークが普及したことで、オフィスワーカーが働く場所を自由に選べるようになりました。昨今は対面ならではのコミュニケーションやコラボレーションを出社の目的とするケースが増えてきており、「出社の意義」がコロナ前後で変化してきています。

オフィスに満足している人は通常の2倍以上出社に前向き(=エンゲージメントが高い)
いつも前向きに出社している人の割合は全体で21%となりましたが、「オフィス環境に満足しているか」の質問で、「満足している」と回答した人で絞ると2倍以上の55.3%、「やや満足している」と回答した人では約1.5倍の31.1%となりました。オフィス環境を充実させることが出社意欲につながり、さらにはエンゲージメント(従業員満足度)向上にも寄与していることが分かります。

満足度を向上させるために必要なスペースは1位「1人で集中するスペース」、2位「個人でのリフレッシュスペース」3位「遮音ブース・スペース」で個人主体が主体のスペースがトップに
オフィスに望むスペースとして個人で集中し、リフレッシュできるスペースが上位となりました。以前はコミュニケーション機能のスペースが上位に選ばれていました。要因は様々あると推察できますが、働き方の変化がオフィスに求められる機能にも影響していることが考えられます。

オフィス環境の満足度は世代間でギャップがあり、その解消も重要
オフィス満足度は肯定回答(満足している・やや満足している)が37.9%となりました。世代別にみると20代が高い結果となり、年齢があがるほど満足度は下がっていることもみてとれます。世代別にオフィス環境で重視している内容が異なることが考えられます。どのような差があるかを理解し反映する施策を考えることが重要といえます。

<総括> ギャップに注目し環境満足度の高いオフィスを目指す
今回の調査で、オフィス環境満足度が高ければ出社意欲につながり、さらには働く人のエンゲージメントが高くなることが定量的に明らかになりました。しかし、どのようなオフィスをつくれば満足度が向上するかについては、これまで具体的な観点が整理されていませんでした。当然、企業ごとに異なるはずですが「何か傾向があるのではないか」と今回注目したのは、世代間のギャップです。多くの世代が働くオフィスだからこそ、組織としてのゴールは同じでも、達成する場としてのオフィスに求めることに差があるのではないかと思い分析を進めたところ、いくつかのギャップが浮き彫りになりました。そこにさまざまなリスクも内在するのではいかと推察できます。例えば20代ではコミュニケーションスペースの要望が高いですが、40代以上はそれほど高くありません。ここにはオフィスで会話したい若手とそこを重視しないミドル層の壁が見えてきます。もし、若手の定着率向上が課題であれば解決の糸口になるかもしれません。このように本調査レポートの完全版ではさまざまな観点で分析・考察をまとめています。本調査が皆さまのオフィスづくりの支援になれば幸いです。

 


<調査概要>
名称働く人の意識調査「働き方とオフィス2024」
対象47都道府県の20歳~59歳の経営者・正社員
回答者数5,359人
形式インターネット調査
期間2024年4月1日(月)~4月3日(水)
主体株式会社イトーキ 中央研究所

 

本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社イトーキ/ 5月23日発表・同社プレスリリースより転載)

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