厚生労働省 労災保険事業の保険給付支払状況等の概況について
(9月速報値)
労災保険事業の保険給付支払状況等の概況について
(速報値)
平成22年9月末現在の保険給付支払状況等の概況を、今般取りまとめましたので公表いたします。
労災保険事業月報
■ 統計の概要
・統計の目的 労災保険事業の給付等の状況を把握し、労災保険制度の基礎資料を得ることを目的とする。
事業概況(9月分結果の概要)
保険給付
平成22年度労災保険業務機械処理の平成22年9月末現在における保険給付支払総額は370,893,633千円で、前年同期に比べて0.9%減となっている。
■保険給付支払総額の給付種類別の状況
保険給付支払総額を給付種類別に構成比でみると、年金等給付が196,684,769千円で、53.0%と最も大きく、次いで療養補償給付が98,746,240千円で26.6%を占め、この2種の給付で全体の79.7%を占めている。以下、休業補償給付が13.9%、障害補償一時金が4.3%、遺族補償一時金及び介護補償給付が0.9%、葬祭料が0.3%、二次健康診断等給付が0.1%となっている。
保険給付支払総額を給付種類別に前年同期と比べてみると、二次健康診断等給付が4.0%増、療養補償給付が1.9%増となっているのに対し、遺族補償一時金が14.4%減、障害補償一時金が8.5%減、休業補償給付が3.2%減、年金等給付が0.9%減、葬祭料が0.2%減、介護補償給付が0.1%減となっている。
■保険給付支払総額の業種別の状況
保険給付支払総額を業種別に構成比でみると、「建設事業」が115,090,220千円で31.0%、「製造業」が95,713,855千円で25.8%、「その他の事業」が89,352,817千円で24.1%となっており、この3業種で全体の80.9%を占めている。以下、「運輸業」が10.1%、「鉱業」が5.8%、「林業」が2.5%、「漁業」が0.4%、「電気、ガス、水道又は熱供給の事業」及び「船舶所有者の事業」が0.2%となっている。
保険給付支払総額を業種別に前年同期と比べてみると、「その他の事業」が3.1%増となっているのに対し、「漁業」が6.1%減、「鉱業」が4.7%減、「製造業」が3.0%減、「林業」が2.5%減、「建設事業」が1.8%減、「電気、ガス、水道又は熱供給の事業」が1.3%減、「運輸業」が1.1%減となっている。
■年金等給付支払総額の業種別の状況
年金等給付支払総額を給付種類別に構成比でみると、遺族補償年金が100,405,979千円で51.0%を占め最も大きく、次いで障害補償年金が74,522,116千円で37.9%、傷病補償年金が21,756,674千円で11.1%を占めている。
年金等給付支払総額を業種別に構成比でみると、「建設事業」が67,209,416千円で34.2%と最も大きく、次いで「製造業」が56,780,419千円で28.9%を占め、この2業種で全体の63.0%を占めている。以下、「その他の事業」が16.5%、「運輸業」が10.1%、「鉱業」が7.5%、「林業」が2.1%、「漁業」が0.5%、「電気、ガス、水道又は熱供給の事業」が0.3%、「船舶所有者の事業」が0.0%となっている。
保険料
平成22年度労災保険業務機械処理の平成22年9月末現在における保険料徴収決定済額は788,438,334千円で、前年同期に比べて6.6%減となっている。保険料収納済額は312,249,196千円で、前年同期に比べて9.2%減となっている。また、収納率についてみると39.6%となっており、前年同期に比べて1.1ポイント下回っている。
保険料徴収決定済額を業種別に構成比でみると、「その他の事業」が366,010,269千円で46.4%と最も大きく、次いで、「製造業」が159,996,856千円で20.3%、「建設事業」が153,357,528千円で19.5%と続き、この3業種で全体の86.2%を占めている。以下、「運輸業」が10.1%、「船舶所有者の事業」が1.9%、「林業」が0.8%、「鉱業」が0.5%、「電気、ガス、水道又は熱供給の事業」が0.4%、「漁業」が0.3%となっている。
◆ 本リリースの詳細は以下をご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/hoken-jigyo/2010/09/gaiyo.html
※厚生労働省報道発表より抜粋・11月25日