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コラボヘルス
[コラボヘルス]

「コラボヘルス」とは、健康保険組合などの保険者と企業が積極的に協力し合い、労働者やその家族の健康増進を効果的および効率的に行うことを言います。現在国が進めている健康に関するデータを活用し、健康増進を図る「データヘルス計画」では、個人の健康診断の結果などを疾病予防や健康増進に有効に安全に活用する、保険者と企業の協働関係が期待されています。
(2017/12/21掲載)

コラボヘルスのケーススタディ

関わる三方に利益を生むコラボヘルス
個人の健康データをいかに安全に活用するか

「コラボヘルス」を実践することで、組合、企業、従業員それぞれにメリットが生まれます。健康保険組合は企業と協働することで、従業員に指導しやすくなり、企業は健康な従業員が増えることで、より事業に邁進できるようになります。また従業員は、自らの健康に向けて、ムダがなく効率的に動けるようになります。

消費財メーカーの花王グループでは、平成20 年の「健康宣言」をベースとして、健康保険組合と社内の健康推進部が連携し、健康づくり施策を行っています。5年ごとの中期計画で健康に関する目標を定め、個々の健診結果などから進捗状況を確認。毎年「健康白書」を発行しています。また、白書をもとにした健康に関する勉強会も開催しており、そこで話された課題から翌年の目標を設定。健康に向けたPDCA サイクルを回しています。

通信ケーブルメーカーであるフジクラは、従業員が希望すれば、健康に関する個人データを集めて分析し、個別の健康増進・疾病予防プログラムを提供しています。扱うデータは、年1 回の健診結果、日常の測定記録(体重・体組成・体温・血圧など)、医療記録(医療費・レセプト・投薬記録など)。社員が自分ごととして健康増進に取り組む意識を高め、実践できるよう支援しています。また、金属製品メーカーであるYKKグループでは、健康保険組合と会社の連携体制を整え、平成28 年度から「健康によい習慣」を実践する人にポイントを付与するインセンティブ付与事業を開始しています。

「コラボヘルス」の効果や効率性を上げるには、会社と健康保険組合がそれぞれデータを持ち寄り、従業員の健康状態の全体像を見る必要があります。ただし、それらのデータは個人情報として慎重に扱う必要があり、誤った使用目的や方法で従業員の権利や利益が侵害されないよう、注意が必要です。

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