株式会社イーウェル
ニーズに応じた福利厚生アウトソーシング・各種代行サービスをご提供。
導入事例詳細
[福利厚生]
<D社(12,000名)WB+カフェ+BPO6年目>
財形貯蓄制度の受付業務をアウトソーシングし、
コスト削減とサービスの向上が可能に!
導入先情報
企業名 | WELBOX会員企業D社様 |
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事業内容 | 工業製品メーカー |
従業員数 | 12,000名 |
【導入時の課題と方針】
これまで個別に積み上げられてきた諸制度を統廃合して、カフェテリアプランを導入することが決定された。
どの制度を廃止し、どの程度の原資をどこに充当するか。その前提には、若年世代・子育て世代への補助を厚くし、世代によって会社の支援度合いを調節する、という基本理念があった。
通常、カフェテリアプランというと全従業員に一定のポイントを付与して自由に使ってもらう公平性がメリットの一つだが、若年世代では年配世代に比べて最大40%ほどポイントの付与が高くなる。
委託先の選定時には、これらの基本理念を具体的な制度に落とし込む詳細設計のコンサルティング能力とシステム構築力が求められ、イーウェルが委託先に選ばれた。
【課題】
■課題:1
グループカンパニー間での制度統一。 D社では、事業部分社した3社を含めてグループカンパニーが構成されていた。そのグループカンパニー間で、一貫性のある統一された制度の構築が求められた。
その背景には、中核会社をふくめて出向、転籍が多く、グループ内各社の人事異動が多い、という特徴があった。転籍したことによって制度が大きく変わって不公平感が生じると、グループ各社間の人的リソースのダイナミズムが失われてしまう。機動的にグループ経営を進める上でも、各社の制度統一が必要だった。
■課題:2
旅行積立や海外赴任者向けメニューなど外部サービスとの連携である。既存の外部サービスとの連携を深め、外部サービスを利用する際にもイーウェルでカフェテリアポイントの管理をすることで、利用者にとって使いやすく魅力的な制度を構築した。
【実施と結果】
2005年に導入されたD社のカフェテリアプランは、順調に運用され利用が進んだが、当初予想していなかった課題も明らかになった。そこで3年目に改善プロジェクトを行った。
カフェテリアポイントの利用データと従業員アンケートから明らかになったのは、年配層への強化とマニュアル類の改編が必要だということ。基本理念として若年層への配慮を打ち出したため、ある程度予想されたことではあるが、50代以上の年配層のカフェテリアポイント消化率は低く、また不満の声も聞かれた。提供メニューも30代40代の子育て世代向けのサービスが多く、50代以上の年配層には使い勝手があまりよくなかった。
改訂では財形年金貯蓄やパック旅行、ゴルフ、などピンポイントで年配層向けのメニューを拡充した。
一方、カフェテリアポイントの利用パターンの分析から、期初に計画的に積み立てる使い方が多く、期中の任意のタイミングで使われる随時ポイントの使われ方が低いことが分かった。この分析結果への対応として、マニュアル類を刷新し利用促進を図った。
当初からカフェテリアポイントの利用は決して低かったわけではなく、全体では87%の消化率を維持していたが、これらのきめ細かい改訂対応後は、92%まで上昇。企業が従業員のために用意している原資が、90%以上その目的通りに利用され、成功した一例と言えるだろう。
【クライアントの声】
早いもので導入後5年が経ち、おかげさまで社内にすっかり浸透しました。
現在は90%以上の消化率を実現していますが、これもイーウェルさんからの適切なアドバイスがあったおかげです。本当に感謝しております。
今後も経済状況が不安定な中、また従業員のニーズが変化していく中、制度や運用を変えていく必要があるかと思います。
イーウェルさん、それからユーザー企業の皆さんとともに、”求められる福利厚生制度”を継続し、従業員の活力、生産性の向上につなぐことができればと思っております。